いつしかボタンを押すことが目的となってしまった。人間は毎日のルーティーンで、いつの間にか目的が変わってしまいます。子供の置き去りチェックから、ボタンを押すことに。
では、前から順番にボタンを押したら?
まずは、下の画像を見て下さい。前から大人目線で見たものです。足元部が見えませんよね?
死角になっています。
そんなことないでしょ?横を通れば見えるでしょ。と思うかもしれません。
では、こんな状況を想像してみてください。
今日の研究会の準備を急がなくては。早く戻らなくちゃ。
そんな時、ボタンを押すこが目的となってしまい、上ばかり見てしまいます。
ボタンは基本的に座席より上側に設置してあります。(他社でも同じですが、ぶつけてボタンを壊してしまう。子供にあたってけがをさせてしまう。設置できる箇所が座席より上側にしかないといった事情があります。)
実際に何度も確認してみたところ、足元どころか、座席さえも見ない場合がありました。
つまり確認がおろそかになってしまいます。
では後ろからボタンを押した場合は?
不思議ですが、足元と座席が自然と視界に入ります。これは進行方向に関係しています。
座席は自分より低く、自分の進行方向に足元の空間がある為、視界に映り込んできます。
完全に見えるか?といわれると、確かにその状況によって違ってきます。
ただその小さな違いでも、安全につながる方向に少しでも近づける。そういった小さな積み重ねが、大きな違いとなってきます。
また入口付近に設置されたボタンが最後となる為、必ず最後に中を見るようにもなります。
小さな違いの積み重ねが、子供たちを守る大きな違いとなります。
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