不正防止機能とは?
全ての人間がそうではありませんが、やはり楽をしたくなるものです。
ボタンを毎日押すのがめんどくさい。置き去り防止システムが付くことで業務が増える…
本来やるべきことをやる。それが大人の仕事です。預かっているのは子供の命。
全員が全員しっかりチェックを行うわけではない…誰かはずるをする…そう思ってシステムを作る。
やらないことを前提としてシステムを作ることで、安全が作られていく。
今までしっかりと行ってきた、幼稚園の皆様には、誠に申し訳なく思います。
では、不正を防ぐ方法とは?

私たちのバス置き去り防止システムは、安全に最もこだわった製品です。

このバス置き去り防止システムはボタンの不正対策も徹底しています。

今後取り付けられるバスの置き去り防止システムで考えられる懸念。

それは

1.システムを切った状態にしておくこと。

2.ボタンに細工をすること。

そんなことをする人がいるのか?と思うかもしれませんが、それは十分にあり得ます。

それを考慮してこその安全です。

バスに置き去り防止システムが義務化になる2023年。こういった不正が、間違いなくニュースに出てくるでしょう。

その時に、不正の対策を取っていなかったでは済まされません。設置前の今からよく考えてください。

我々が携わる、産業設備でもこれらは事案は何度もあります(今現在も)。

労災関係のニュースの一例。

—メンテナンス中にプレスが動き挟まれ事故が発生—

プレスのような人の生死にかかわるような装置では、安全対策がしっかりしています。

なぜ安全システムが起動していないの?そんな事故はありえないはず。どういった安全対策をしていたのか?

これらはほぼシステムが切られています。またはシステムを不正に扱っています。

そして次に押さなければ動かないはずなのになぜ動いた?

これも単純ですが、

ボタンにテープを張る。

ボタンにテープを張れば常に押した状態になり、作業がはかどります。

これと同じことがバスでも発生するはずです。

つまり、チェックの為にボタンを押しに行くのがめんどくさい。

そうだ、ボタンにテープを張っておこう。

これは安易かもしれませんが、よくあることです。

だからこそ私たちは、事前にシステム化して防ぎます。

まず第一回はボタンの不正防止機能です。

次の動画をご覧ください。

ボタンが10秒以上押された場合、ブザーで警告します。

ボタンがテープで押され続けていると想像してください。

ボタンが離されない限り車内にブザーが鳴ります。

こういった細かな対策が、子供を守る助けとなります。